「大群!銀蝿事件〜四谷天窓ライブレポ〜」
ある日家に戻る時、部屋のドアに通ずる廊下で特大の2cm大の銀蝿がオレの頬をかすめた。
ふと前を見ると一匹ではない。
オレの家の前には何十匹と飛んでいるではないか!!
「何だ〜!?なんでこんなに銀蝿がいっぱいいるんだ〜???」
それはそれは立派な銀蝿たちだ。
丸々と太った背中は深い緑がかってて金属のような光沢。
その一匹一匹が重量感ある羽音で暴走している。
大きな黒目はサングラスをかけているかのようで、さながらハーレーを乗り回すワイルドなバイク野郎どもだ。
オレの家の前で・・・。
いったいどこから??
どうも廊下の奥の狭くて暗いちょっと入り組んだ場所が怪しい。
でも何だか調べるのがおっくう。
「こんなことをいちいち気にするようでは音楽はやっていけない。」と自分に言いきかせてその日はそのまま部屋に入った。
明くる日の夜、仕事から家に戻るととんでもない事態に!
銀蝿たちの数が半端ではない☆
明らかに昨日の10倍はいる!!
夏に公園とかで小ちゃいムシの大群が空中で群れをなして、顔とかにあたって煩わしい思いをした経験はないだろうか?
まさにアレの特大銀蝿バージョン!!
「うわー、気持ちわり〜☆℃%#※」
手で払い除けながら家に入って急いで閉める。
これは・・・やばい・・・。
さすがに放っとけないでしょう!
オレは、ゴキブリでさえ10秒であの世へと送ってしまうと言われる超強力殺虫剤“ゴキジェット”を手に持った。
そして再びあのおぞましい戦場へとくり出す決意をする。
「よしっ!!」
家に絶対に入らないように、ゴキジェットを噴射しながら外に出た!!
そしてそのまま進み、廊下の蛍光灯を黒く染める奴らめがけて
「ゴキジェットーーーーー!!!!」
ボトボトと落ちて行く銀蝿たち・・・。
数分間の格闘の末、全ての銀蝿にゴキジェットを喰らわすことに成功。
ひっくり返ってもなおも飛ぼうと羽をばたつかせ廊下の床で円を描くハエ達。
ブ〜ンブ〜ンと大合唱!
数をかぞえてみた。
この範囲が20匹くらいだから・・・、ん〜300匹は下らないな。。
少し落ち着きを取り戻し、昨日から目を付けてたあの奥の暗い場所を見に行ってみた。
なんだか段ボールの様な物がある。
その上にはあずきのような?小石がたくさん散らばっている。
暗くてよく見えない。
家に戻り懐中電灯を持ってきて再びのぞいてみる・・・。
懐中電灯を点灯させた瞬間☆
全身に鳥肌が〜〜〜〜〜〜!!!!
なんとあずきみたいな物は小石ではなく、全てサナギだったのだ!!
しかもその半分は羽化してて殻だけに!!
「ぎょえぇぇぇ〜〜〜☆☆」
オレは無心でゴキジェットを噴射した!!
空になるまで噴射し続けた!!
すぐに大家会社に電話。
幸い次の日にはきれい清掃され、消毒のいいにおいに変わっていた。
後日、段ボールの下にはネコの死骸があったことを告げられた・・・。
