さてさて、今日からはテツオウがカブトムシと共に成長していった様を描いた『カブトムシシリーズ』を紹介しよう!!
はじまりはじまり〜☆

ビートルズを愛して止まないオレだが、昆虫のビートルズ(カブトムシ)にも幼少期そうとうはまっていた。
こちらもビートルズ同様たくさんの印象深い思い出がある。
一番古い記憶はたぶん4〜5歳のとき。
その頃から東京にいたので、自然から手に入ることはまずなかった。
昆虫図鑑を見ては思いをはせ、近くのスーパーなどで売ってるカブトムシを見に行って長いこと観察したり。
しかし売っているカブトムシは自然のもではないという理由から、どんなにほしがっても買ってもらうことはなかった。
ある日、家の前の自転車置き場で男の子(当時の自分より小さかった)が泣いているのを見かけた。
話しかけてみると、どうやら自転車が奥の方にあって取れなくて泣いてたのこと。
暇だったオレはその子の自転車をとってあげた。
「ありがとうお兄ちゃん!」
末っ子のオレにはこの言葉にジ〜ンとくるであった。
こいつは師弟関係を作っとくのも悪くないなと思い、名はなのらず「兄ちゃん」と呼ばせ続けることにした。
聞くとその子はすぐ近所に住んでるという。
そこで家にそのまま遊びに行くことにした。
入ってみたらアラびっくり☆
でかい水槽に、昼だというのに何匹もカブトムシがいるではないか!(カブトムシは夜行性)
土にいる分を考えると、こりゃ15はかたいなと思っていると
「30匹以上飼ってるんだよ。」
お母さんいわく、田舎で腐るほど採れるのだそうだ。
パ・・・パラダイスや・・・。
異常な反応を示してるオレに気付いたお母さんは、好きなだけ持って帰っていいよと言ってくれた。
謙虚なオレは一匹だけ貰うことにした。
大喜びで家に持ち帰り、それまでコオロギやバッタしか入ったことのなかったmy虫カゴに、そのクリーチャーをそっと大事に入れた。
しかしそこで思ってもみなかったことを親に言われる。
「返してきなさい。」
「えーーー!?なんで・・・」
人から生き物を貰ったりするのにはまだ幼すぎと判断したのか。
まぁ後にその真意を訊いたら、ちゃんと自然の雑木林から採らせてあげたかったという親心だったそうだが、当時のオレには理解不能で、ただただ涙が溢れてくるのだった・・・。
結局、親が返してきてしまった。
しばらくするとその子が「お兄ちゃん遊ぼ〜。」と家を訪ねてきた。
お兄ちゃんはね、、今ベランダでからの虫かご眺めながら声を殺して泣いているんだよ・・・。
とても兄貴分として遊べる状況ではないんだよ・・・。
カブトムシがちゃんと自分の手に入るまでには、それからまだまだ長い道のりがあるのだった・・・つづく。
さて、今日はカブトムシシリーズ第二段『待ちきれなくてサナギ』です!
幼稚園に通っている頃、掘ってたねぇ〜土を!
ほんとよく掘ってた。
カブトの幼虫を求めて。笑
いるはずないんだけどね、東京には。
でも小さなコガネムシやハナムグリはいて、その幼虫はカブトムシに比べて小さいんだが、見た目は結構に似てるのだ。
「あー、またカブトの幼虫の子供みっけた〜!」なんつって。
幼虫が子供なんだけどね。。笑
そんなときのこと。
一際大きいやつが目の前に現れたのだ☆
「これ絶対カブトの幼虫だ!!」(今までのは何だったの!?)
今思えば結局あれもカブト虫じゃなく、カナブンだったんだと思うが。
まぁ当時のオレにとってはまぎれもなくカブトムシの幼虫であった!
家に持ち帰り、小さな虫かごに土といっしょに入れて大事に飼いは始めた。
幼虫にとったら迷惑な話だが、毎日見たくて虫かごの土を掘り返して。笑
週一回、見つけた場所に土を入替えに行ったり。
とにかく大事に育てていた。
ある日いつものように掘り返してると、どこにも幼虫がいない。
代わりに5cmくらいの土の球が見つかった。
図鑑をよく見ていたので、それが成虫になる前の“サナギ”だってことはすぐに分かった。
そしてサナギは非常に繊細で敏感な時期なので、いじったりすると成虫になれなかったり、死んでしまったりすることも知っていた。
「中身が見たい・・・。」
サナギの期間は1か月強。
そんな長く待てるわけがない。
即決だった。
フレッシュな状態のサナギさんには悪いけど開けちゃおうと☆
さっそく外にその球を持って行き、そっと割って開けてみた。
「角がないから、メスだな・・・。」(ほんとはカナブン)
真っ白のそれは見るからに繊細で、これから生きて行くことは難しそうだなと実感した。
少しでも安全にと、大きめの石を引っくり返し、穴を作り入れてあげた。
そしてゆっくり石を戻した。
「短い間だったけどありがとう。」
それからすぐにオレは体調をくずし、一週間ほど熱が出たまま寝込んでいしまった。
寝ている間はあのサナギのことばかり考えていた・・・。
「石の下に入れたから、今頃もしかして化石になってるんじゃないかな・・・!?カブトムシの化石なんて見たことないぞ!これは宝だ!!」
そんな結論に至ったオレは、回復と同時に例の石を引っくり返しに行った。
しかし石を持ち上げてみると、そこには布団の中で色々と膨らましたメルヘンな予想とはかけ離れた事態が起こっていた。
黒く全体が変色したサナギのお尻は、すでにカビが生えて緑がかった白になり、上半身とその周りにはおびただしい数のアリとウジが群がって・・・。
「く・・・くせぇ!!」
そうして少年は一つ大人になるのでした〜〜。笑
さて、今日は爆笑カブトムシリーズ第三弾『そしてジョニーは帰らなかった』です!!
はじまりはじまり〜。
だんだん成長してきて、これは6歳の時のこと。
その頃には幼稚園ではもうオレの無類のカブトムシ好きはみんなに知れ渡っていた。
幼稚園では、たま〜にカブトムシが見つかるとオレの手に回るようなルートが確立されていたのである。
でも見つかるのはなぜかいつもメスだった。
そんな感じでメスを一匹だけ飼ってたのだが、近所の小学生の友達は数匹のオスを持っていて、みんなで持ち合ってよく遊んでいた。
そんなある日のこと。
近所の小学生の友達A君が、オスの角に糸をつなげて飛ばして遊んでいた。
A君はオレがメスしか持っていないこと知っていながら、得意げに見せびらかせてきたのである。
少年A「このオスでかいだろ〜。お前のはメスだから糸つけられないもんな〜。」
オレ「スゲェ。オレにもやらしてくれ!」
少年A「ダメだよ、飛んでちゃうかもし知れないじゃん。」
オレ「じゃ、触るだけは!?」
少年A「しょうがないなぁ。飛ばすなよ。」
オレはそのオスの角を持って、飛んでいるのを想像しながら手を伸ばしてクルクル回った。
その時、オレはあることに気付く。
糸が緩んで外れそうなのだ・・・。
少年A「もういいだろ、返してくれ。」
オレ「うん、ありがとう。」
糸のことは黙っていた・・・。
オレ「ねぇ、もう一回糸で飛ばしてみせてよ!」
少年A「しょうがないな〜。お前のはメスだからできないもんな〜。」
A君が再び飛ばそうとしたその時、期待どおりのことが起こった!!
糸がはずれて自由に飛び始めたのだ☆
少年A「あっ ジョニー!! ちょっ待ってくれジョニーー!!」
カブトムシに名前を付けていることにオレは衝撃をうける。
そしてジョニーは隣のアパートの屋上へと消えて行った・・・。
A君は半ベソかきながら家に帰って行く。
罪悪感はあった・・・。
しかしそんなことよりジョニーの行方が気になる!!
「今ならまだ、屋上にいるぞきっと☆」
そう思い、オレは隣のアパートの屋上を目指した。
上がってみると鍵がされてて入れない。
でもカブトムシがかかった時のオレは行動力が違う!
そこの住人の誰かが現れるのをひたすら待つことにした。
しばらくすると、優しそうなおばちゃんがきたので事情を話した。
おばちゃんは親切にも管理人さんに話をしてくれて、なんとか屋上に行けることになった!
屋上にあがり、オレは隅々まで探しまくった。
でももうどこにもいなかったのだ、オレのジョニーは・・・。笑
さてさて爆笑カブトムシシリーズ、いよいよ最終回!!
今日お話しするのは『20匹のカブトとのぞみに乗ったよ』です☆
はたしてカブトを手にすることはできたのでしょうか・・・。
カブトムシに対する情熱は、年を追うごとに白熱していった。
そんなオレも中学生になったある日、愛知県に住んでいる3コ下のいとこからすごい情報を耳にした。
「うちの地元じゃ、カブトは昼間でもよく見るよ。コウモリに食べさせて遊んでる人とかもいるし。」
な、なんてパラダイス!!!(コウモリの餌にするなんて!トノサマバッタレベルでももったいなくてできん!)
かくして中1の夏休みに、いとこの家に一週間ほど遊びにいくことにした。
長距離一人旅は始めてだったが、あまりに大きな期待で道中は全く楽しめなかった。
昼頃にいとこ宅に到着し、早速カブトを採りに行こうと提案してみた。
するといとこは「明日の朝たくさんとれるから今じゃなくてもいいよ。」と言ってきた。
しかしオレには聞こえなかった。笑
で、よくとれるポイントにいとこと叔母に連れてってもらうことに。
はやる気持ちをおさえつつポイントに着く。
叔母は、自分の名前と同じ“まゆみの木”というのがあると教えてくれた。
はっきり言って興味がわかなった。(そんな場合と状況ではなかった)
いとこ「やっぱまだいないね。樹液は出てるんだけど。」
早々といとこがあきらめかけた時だ。
オレ「あっ!あそこの葉っぱのとこに一匹いるぞ!」
いとこ「ほんとだ。でも高すぎるよ。とれないよ。」
何を言ってるんだ、登ればいいことじゃないか!?
こんな時のために東京で何もいない木をよく登ってきたんじゃないかー!!
まさに執念☆
なんとか登って待望の1匹ゲット!!
いとこは、なぜ1匹のためにそんなに苦労を惜しまないのか不思議でならないといった表情だった。
大切に持ち帰り、その日は一日中脳内麻薬垂れ流し状態である♪
翌朝、早起きをして再びいとことポイントに向かう。
行く途中、突然オスのカブトがオレらの横をブ〜〜〜ン☆
オレ「すげぇ、オスだ!追いかけよう!!」
いとこ「いいよ、追いかけなくて。」
何を言ってるんだ、オレは1匹のために隣のアパートの屋上までわざわざ管理人に頼んで鍵を開けてもらって採りに行ったんだぞ!!
(しかも、ジョニーはもういなかったんだぞ!)
執拗に追いかけてなんとか2匹目ゲット♪
いとこ「お〜い!こっちにいっぱいいるよ〜!」
行ってみると、そこはまさにオレが長年夢に見てきた光景そのものだった!!
樹液に群がる5〜6匹のカブト、そしてクワガタ、カナブンe.t.c.
いとこ「たくさんいるからオスだけににしようか。」
オレ「何を言ってるの!?子供を産んでもらわないと困るでしょ〜!」
カブト、クワガタ全て確保♪
嗚呼、カナブンを採らない贅沢さよ・・・。
あっという間に一週間は過ぎ、カブトムシ採集以外にも、プールに行ったり水族館に行ったりと本当に楽しませていただいた。
カブト達はお菓子の箱2箱に10匹づつ入れて持ち帰ることに。
帰りは心に余裕もあり、窓側の席を楽しみにしながら“のぞみ”に乗り込んだ。
自分の席の場所に着くと、・・・アレ?
明らかに男好きそうな女の人がオレの座るはずの窓側の席に座っている。
オレ「あの〜・・・。」
女の人「ん?ああ。」
なんだガキかと言わんばかりの表情で、だるそうに通路側の席に座
り直した。
え〜っと、オレが奥に入れないんですけど・・・。
女の人は、ったく面倒くせぇなといった雰囲気でオレを奥に入れてくれた。
東京までの移動中、女の人はオレが大事そうに持ってるお菓子の箱を何度か気にしていた。
あれ?今なんかフタ動かなかった!?と言いたげの彼女の表情。
明らかに不信感を漂わせて見てくる。
しばらくすると女の人は寝てしまった。
ずっと箱の中の状態が気になってたオレは、みんな元気にしてるか様子を見てみることにした。
フタをあけると、ガサガサガサ〜☆
女の人「ぎゃあーーーーーー!!!」 (ほんと申し訳なかったです)
急いでフタを閉めたが、着くまではもうずーっと窓側を見ていた。(気まずかった〜)
女の人も、全く信じられないといった感じで体ごと通路側に向けてひたすらしのいでるのであった。
駅に到着すると、彼女は乗ったときの雰囲気とは打って変わって親切に道をあけてくれたのだった。笑
以上でカブトムシシリーズはおしまいです。
ネタはまだあるのでいずれ書きます!